今や語学留学先として脚光を浴び始めているフィリピン。
その安さと授業のクオリティから、フィリピン留学経由のワーホリさんも増えてますよね。
私の留学していた期間は約3ヶ月。
そのなかで英語はもちろんのことですが、それ以外に得たことのほうが大きかったなと今振り返って思います。
これとかね↓
信じすぎない
頼りすぎない
期待しない
見返りは求めない
自分は最高フィリピンとカナダで過ごしたら、この5つの思考が身についた
これだけで生きやすくなる😇そして、良いことがあったら感謝すること👼
— タビマキ🇵🇭🌏🇨🇦 (@bunbunredbee) February 28, 2020
人との接し方や距離感について学んだ事は結構あったな〜
相手に対して求めすぎない〜日本の当たり前は世界の非常識
日本にいると、知らぬ間にお返し文化みたいなものが身についている気がする。
そして、「こう言ったらこう言い返ってくる」のような謎の平和会話テンプレのようなものもあるんじゃないかと思う。
何かが返ってくるのが当たり前になっていた。
テンプレ通りにいかなかった会話〜斜め上からの回答
とある日の休日、某先生がバルコニーで熱唱してました。
べつにフィリピン人が熱唱することは珍しくもなんともないので「なんか歌ってんな〜今日は結構ガチめだねw」みたいな感じで見てました。
そして次の日の授業中
この会話の場合、日本人の私は「そうだよね〜歌いすぎちゃったアハハ〜」ってな感じの返しがくると思いこんでいました。
違いました。
バギオのせいでしたw
無意識のうちに私の脳内で出来上がっていた日本人的会話テンプレをぶち壊されましたw
確かに秋のバギオは寒い。寒いからこそ、そこらへんの体調管理しなきゃいけないんじゃないの?って思っちゃうのは私が日本人だからですね。
バギオが悪い。私は悪くない。ただ歌を楽しく歌っていただけ。
この、「私は悪くない思考」って日本ではあまりよく思われないですが、ある意味何でもかんでも抱え込みがちな日本人には必要なスパイスなのではないかと思うのです。
生きていれば色々理不尽なことも起こります。そんな時は「私は悪くない」と心の中のフィリピンスイッチを押すと楽になりますよ(ソースは私)
声には出さないでくださいね(笑)
聞かれて答えたのにそれが反映されない
ある日、フィリピン人の校長先生が
というので
とリクエストしましたが、出来上がったのは韓国料理でしたw
え、なんのために聞いたの?って感じですw
なんでかはわかりません。忘れてしまったのでしょうか?作っていたのはいつものシェフだったし。。
出来立てのルンピアが食べれる!と、ちょっと期待していただけに残念でした。
この日以降私はフィリピン人の言うことは話し半分に聞くことにしましたw
ちょっと残念な言い方ですが「期待するだけ無駄」であって「その通りに物事が進んだらラッキー」ぐらいな定でいたほうが気持ち的にすごく楽です。
物事が「言う通り、計画通り」に行くなんて日本だけかもしれません。
「あの時あの人はこう言ったのに、裏切られた」なんて思うのは時間の無駄です。
基本怒らず心は広く〜でもガチで喧嘩したら命の保証はない?
フィリピン人は基本的には親切で優しい人が多い印象でした。
フレンドリーでよく話しかけてくれるので、コミュ障の私的にはピッタリ。英語を話さずにはいられない状況をむこうが勝手に作ってくれますw
さりげなく人を助けられる友達
私より10ぐらい年下の先生がいたのですがその先生とは仲がよく、週末カフェ巡りをしにいったりしていました。
その日もいつも通りバギオを歩いていたら、盲目の人が道を渡ろうとしていました。
基本的に信号も横断歩道もないので、目が見えていても渡るのは至難の技。
「あ、あの人大丈夫かな」と日本人の私たちが思っている間にその先生は
と声をかけながら、さりげなく盲目の人の腕を組み一緒に渡ってあげていました。
ともう一人いた日本人とその先生をベタぼめです。
その先生は普段からよく気がつく子ではあったのですが
「おばちゃんなんでも買ってあげるよ!!」
とでも言いたくなるぐらい我々は更に見直してしまいました。
でも、本人的にはそんなに大したことではないようです。
ああ、我々日本人、人生出直してきますわ。。。
困った人がいたら助ける。これ、当たり前に思っているけどなかなか行動に出るのって難しい。自分の心の貧しさに気づいた1日でした。
私も人にもう少し優しくできるようになりたい。
間違えても褒めてくれる先生
私の通っていた語学学校では放課後に無料のグループクラスがありました。
一人ずつ目の前のボードに答えを書いていくみたいな授業があったのですが、アホな私は案の定間違えましたよ。
日本だと(私の時代は)間違えると
「ウ〜ン違いますね〜→他にわかる人〜?→ 誰かが答える→正解」
みたいな感じで(それぞれあるとは思うが)
間違えた人って別に怒られはしないけど、そのまま放置じゃないですか?
で、本人も「あ〜間違えたわ」で終わるんですが
このフィリピン人の先生は「私間違える→誰かが正解する」の流れの後に
正解した人だけじゃなくて私のことも褒めてくれたんですよ!
「おしかったね。でもgood job!!」って。
別に間違えてへこんだりはしなかったし、なんてこともなかったけど
「good job」って笑顔で言われただけで心がパァ〜!!ってなりました!
私は海外で授業を受けた経験はフィリピンしかないので、他の国がどうなのかはわかりませんがコレ、すごくないですか?
間違えてもやる気でるじゃん!
間違えるのは悪くない。そして頑張って答えたことを褒めてくれる。最高かよ。
これならいくらでも遠慮なく間違られるわ。
ハグの文化
フィリピンでは先生とよくハグをしていました。
同性の先生とは結構スキンシップが多かったです。
個人的には言葉で足りないコミュニケーションをハグで埋めていた感はありますw
日本人ってあまりハグをしないから最初は変な感じがするかもしれませんが、慣れたら大した事ないし、するのが当たり前みたいになるもんですね。
そのおかげでワーホリのカナダでも、当たり前のようにハグを受け入れられました。
マジギレすると怖いらしいフィリピン人
普通に学生として生活しているぶんにはあまり起こらない事だとは思いますが、学校に滞在している時に何度も学校の人から口を酸っぱく言われていた事があります。
⚫︎フィリピン人とお金、ビジネスの話はしない事
⚫︎男女の関係にならない事
⚫︎ガチで喧嘩をしない事
これ、最悪な事態にころぶと結果的に恨みをかられることになるんです。
そして、最終形態としてヒットマンに殺されます。
との事です。
学生を守るためには当たり前のことですよね。
何かあったら学校にもめっちゃ迷惑なので、学生として滞在する時は気をつけましょう。
比較的治安が良いと言われるバギオでも、ビジネスやって殺されてる外国人いますし。。
現地語はわかった方が楽しい
フィリピンの現地の言葉といえばタガログ語。
英語も通じるけどタガログ語がわかった方がもっと滞在が楽しいです!
タガログ語を話せるとフィリピン人とより仲良くなれる
語学学校の先生たちは、休み時間になるとタガログ語でお互いに会話します。
日に日に気になってくるんですよね。
と言うことで、暇があると仲の良い先生に「これってタガログでなんて言うの?」という質問を投げつけて、先生は日本語を聞いてくるというLanguage Exchangeがいつの間にか開催。
結果、ノートの端々にはタガログ語のメモがビッシリw
とか言われるけど、こっちはお金払ってるので吸収できるものは全部吸い取って帰る次第でございます。って感じでしたw
詳しくはこちら↓
自分は英語が好きなわけではなくて、語学が好きなんだな。と実感した瞬間でもあります。
覚えたタガログ語を校舎内でたまにポロっとアウトプットしようものならば先生たちに謎に大ウケ。日本人同士でタガログ語で会話してみたりすると爆笑されたり。
日本人のいないような田舎に行った時も「サラマポ」なんて呟いたらその場がドッと沸いて一瞬で楽しくなりますw
ワーホリでバンクーバーで孤独を感じていた時も、フィリピン人のお客さんやグロッサリーの人ににサラマポって言ったら笑顔になってくれたり。
タガログ語がちょっと話せるだけ気づいたらフィリピン人と距離が近くなってますよ。
自分の身を守るためにもタガログ語は話せた方が良い
フィリピンに旅行に行くと日本人ってだけでボッタクリの対象になりやすいですよね。
とりあえずタクシーなどで「フィリピン初めてじゃないよアピール」するために、言葉の端々にタガログ語を使ったらよいと思います。
「ポ」だけでも可!
何が突然起こるかわからない摩訶不思議な国、フィリピン。
知っている単語はゼロではない方が確実に良いです。
ちょっと言葉がわかるだけで、めんどくさい事を自分から避けられるのではないか...と個人的には思っています。
調子に乗って巻き込まれるのは論外です...
海外旅行に行く際は、その土地の言葉を少しでも理解できたら楽しいですよね!
そのままを受け入れてくれたフィリピンには感謝
フィリピンで過ごしていて感じたのは、自分が日本で知らずしらずのうちに色々と縛られていたかもしれないなぁ...という事。
⚫︎周りを気にしながら生きていた
⚫︎日本という狭い国の常識に知らないうちに縛られていた
⚫︎素直に感情表現していなかった
⚫︎笑っている時間が少なかった
などなど、思う事はたくさんあります。
別に日本がダメとか嫌いとかいうわけではないですが、他を知って日本を見直すってのも大事かなと思います。
フィリピンから帰国して日本で生活していますが、確実に生きやすくはなりました。
でも、100%フィリピンにいた時の感覚のまま過ごしているかといわれれば、、
なかなかそうはいきませんね(笑)