美容室

美容師の多様性(スタイリスト?アシスタント?カラーリスト?)

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コロナ禍になってだいぶ減っていましたが、最近になってまたズボラ美容師なこの私に「髪を切って欲しい」とお願いされることが多くなってきました。

 

でも私、職場ではお客さんの髪は切っていません。

 

美容オタちゃん
美容オタちゃん
???

 

これを言うとみんな「???」ってなるんですが、そうなんです。

 

美容室で働いている人がみんなカットしているわけはないんです。

 

見習いの人、体調的な理由でカットはしない人、カラーしかしない人、正社員の人、パートの人、フリーランス、などなど色々な働き方の人が業界には混在しておりまして。。

 

でもみんな美容室で働いています。国家資格も持っています。職業は現役の「美容師」です。

 

さて、タビマキさんはどのタイプでしょうか?

 

今回は美容室の中の人たちのアレコレについてふれていきますね。

 

※この記事で書くカテゴライズはあくまでも私の過去の経験からによるものです。お店によって捉え方や働き方は異なることがあります。

 

スタイリスト(鋼メンタルの人が多い)

ご存知の通り、美容室に行ったらカットしてくれる人の事。

キラキラしている人が多いですね。最近ではインスタグラムでインフルエンサーのようになっている人も増えました。

 

美容師みんなインフルエンサーじゃね?

 

お客さんと一番距離が近くなるポジションであり、すべての責任を背負うので精神的にも気を使い、どんどんメンタルが強くなっていきます。

 

カットだけ担当して他の施術はアシスタントなどに任せてしまう「売れっ子系」(都会に多い)、時間が許す限りはできるだけ全ての施術に携わる「全部私がやりたい系」がいます。

 

アシスタント(見習いだけではないよ)

最近はアシスタントといってもお店によっては「入社してからスタイリストになるまでの修行中の人」と「なんでもできるプロアシスタント」のような人がいます。

 

詳しく説明していきますね。

 

アシスタント(見習い)

 

入社してからスタイリストになるために日々勉強、練習中の身のスタッフの事。

美容学校で一通りやっているのですが、また一からやらされます。

 

人相手だからね〜(お店によります)

 

できる事とできない事があるので、テストに合格した施術から任されるようになっていきます。まずはシャンプーから。

 

美容師業界にドップリ浸っていない時期なので、お客さん側の気持ちが一番わかるポジションなのでもあるんじゃないかなーと思っています。

 

・お客さんの気持ちも察しながらスタイリストの言う事も聞く
・時には板挟みになってイライラする
・ある意味スタイリストよりも様々なお客さんに接することが多い

よって、慣れないうちはかなり疲れます

 

 

アシスタント(カットは趣味)

 

このタイプのアシスタントは美容室での職歴が長い人がほとんどです。
個人経営の店舗のほうが働き方に融通がきくので、大型店には存在しないかもしれません。

 

・過去にスタイリストとして働いていた
・一通りの練習はクリアしたけどスタイリストにはならずに他の道に。でもやっぱり戻ってきた(私はコレ)
・基本的にはパート

こんな人が多いんじゃないかな。

 

見習い中と大きく違うのは「キャリアがそれなりにある」というところ。

 

一通りの技術があるのでスタイリストからの信頼もあり、カット以外はほぼ任されます。人によってはカラーのデザインを任されたりすることも。

 

精神的にもそこそこ強く、目を光らせながら予約表を把握しお店をまわします。スタイリストの信頼をうけながらサポートをこなす縁の下の超力持ち。

 

「うちらいないと店まわんないよ?」

 

ぐらいの強い気持ちで働いています。

 

カラーリスト(色の専門家?)

大手の美容室には存在するらしいヘアカラーの専門家。

さまざまな検定をとったりしていてカラーの薬剤にも詳しいはず。自分の店にはいないのでわかりませんが、そのような感じです。

 

私の友達は手荒れがひどく、濡れた髪の毛を触るのも困難な状態になってカットをしないカラーだけする「カラーリスト」というポジションで働いているようです。

 

カラーリストが必要か、そうでないかといえば「別にいらなくない?」(個々が学べば良い)と思ったりしたりもしますが、私の友達のような皮膚疾患を抱えつつ美容室で働きたいひとには良いポジションですよね。

 

パート(正社員に疲弊・個人的働き方改革)

美容室で働くパートの人は過去に正社員で働いていた人がほとんどだと思います。

パートを選ぶ人の理由はこんな感じ↓

・スタイリストで働きたいけど子供がいるからなどの理由で時短で働きたい
・過去にスタイリストで働いていたけどアシスタントで自由に働きたい
・好きな日に休みたい
・ハードに働くのはもう嫌だ
・平日事務職だけど過去の美容師経験を生かしてダブルワークで美容師をやりたい

 

私が当てはまるのはココです。

ワーホリで久々にパートタイムで働いたら正社員になる気が失せました。

 

・仕事して家に帰って寝るだけの人生は嫌だ
・できるだけ対人ノーストレスにして休みたい時に休めるようにしよう
・もっと友達や家族との時間を増やそう
・他にもやりたいことにチャレンジしよう
・カットは趣味でやる

カナダから帰ってきたらこんな気持ちになっていたのです。

 

というわけで日々パートのアシスタント業務をしております。

 

フリーランス(雇われたくない)

スタイリスト限定の働き方です。

一見お店の中で仲間と働いているようにみえますが、その人は雇われではなく一人一人が「個人事業主」の状態です。最近流行の「面貸し」ってやつです。

 

海外ではこの働き方が多いのではないかな?と思います。アシスタントなんてものは存在しないような気も…?

 

アシスタントは髪を切れないの?

アシスタントポジションだと髪の毛は切れないのか?

基本的には学校で一通り学ぶので切れないことはないんですが、そのお店の方針によるテストに合格しないとお客さんは切れないよってことになっています。

(最近はその考え方も薄れてきたりしてはいます)

 

なので、私も営業中にお客さんは切りません。

が、コロナ前は休みの日や営業後に友達やパートナーをガンガン切ったり染めたりしてました(笑)

 

ワーホリ中は友達の髪切って、お礼に御馳走してもらったりしていたなぁ。

 

営業時間外でカットする事を私は「秘密の美容室」と読んでいます。極度なコミュ障の私は身近な人のカットができるだけで十分です。

学びたい気持ちはあるけど接客はしたくねぇんだ…

こういった「趣味美容師」の人、実は結構いたりするんじゃないかな?

 

もちろんコミュ障を乗り越えてスタイリストになって頑張っている人には頭が上がりません。

 

最近は大手の美容室だとアシスタントだけの立派なヘアーショーもあったりして、ポジションは違えどそれぞれの個性や特技を表に出すのは全然アリな時代。

 

アシスタントでもセンスのある人が沢山いるのは最近のインスタグラムをみれば一目瞭然です。

 

みんなそれぞれのポジションで頑張ってるよ

みんな色んな事情や目標があってそれぞれのポシションで働いています。

バリバリの人、ゆるゆるの人…ガツガツしてる人…

みなさんの行く美容室の中の人はどんな働き方でしょう?それによってお客さんとの接し方も違うかもしれませんね。

 

次に美容室に行く時に観察してみてください笑